皆様こんにちは!
少し前まで暑かった熊本も、秋らしい気候になってまいりました。
今回は寒い季節に気になる、住宅の「外張り断熱」についてご説明します。
今の木造新築住宅は、ほとんどサイディングという外壁材を採用した大壁工法で建てられています。
大壁工法とは柱を壁で覆う工法のことで、柱を見せる伝統的な真壁工法より断熱性能が高いことが特徴の一つです。
大壁工法なら壁の内部に隙間ができるため、断熱材を入れることができます。
外張り断熱とは、内装材と外装材の間に断熱材敷き詰めて家全体を断熱材で包み込むような断熱工法のことです!
屋内から見るとこのように、きれいにフラットな内装材が貼られています。
屋内から内装材、断熱材、その外側に透湿防水シートが張られています。
シートの外側に留め付けてある細い木材が胴縁です。
この胴縁に金具を留めて、サイディングを引っかけて施工していきます。
胴縁と金具があることでサイディングとシートの間に空気層が得られ、壁内の結露を防ぐことができます。
外張り断熱は、四季がはっきりしていて湿度の高い日本の気候に合った外壁施工方法です!
建てられてからでは見ることができない、壁の内部のお話でした(^^)