皆様こんにちは!
今回は破風についてご説明します。
破風(はふ)とは屋根の妻側(水が流れる面ではなく側面)の端のことで、
その部分に取り付けられる板を破風板(はふいた)と言います。
写真ではガルバリウム鋼板屋根のすぐ下の黒い厚みのある部分です。
伝統的な建物やお寺などは華やかに装飾されていますが、今の住宅はこのようにシンプルなものがほとんどです。
なぜ破風板が必要なのでしょうか?
屋根は上から吹く風や雨に対しては強いのですが、横や下から吹く風には弱い特徴があります。
そこで破風板を取り付けることによって、屋根内部への風や雨水の吹き込みを防止します。
また、もし火事になってしまった場合には、破風板と軒があることで屋根裏まで一気に炎が行かないようになっています。
「風を破る」という名の通り、雨風や家事から家屋を守るための大切な部材です。
今回は、少しマニアックな破風についてご説明しました!